2000年以降、日本国内の住宅建設様式は大きく様変わりをしました。1990年代までは木造建築が多く、家を建てるには大工が自身の腕を振るって木材を組み込んで建てるものでした。そのため、着工から完成に至るには半年以上の期間を有し、多くの方が完成を見守られていたことでしょう。ところが現在では、パネル工法という新しい建築様式が確立をされ、約1か月で住まいを手に入れることが可能です。
簡単にここで、ハウスメーカーが実施をしているパネル工法と使用している器具について解説をしていきます。まず大手ハウスメーカーでは必ず自社工場を有しており、ここで建売住宅用の建材を大量生産をされています。屋根から外壁などで構成をされており、どれも強化プラスチックで用意をされているものです。このとき、土地面積によって建材をカットする寸法は大きくことなるのですが、その微調整をするのにICソケット器具というものを使われます。
CADと連動をしており、あらかじめ組み込んでいるプログラム通りにCADが動いて、正しい寸法でパネルをカットするわけです。ICソケットは1994年に大手ハウスメーカーが開発をしたもので、今では多方面で活躍をしています。オートメーション化をなされてる工場では非常に役立っており、食品製造会社でもICソケットをラインに取り付けて、生産をしている商品の味付けから弾力の調整などを実施することも可能となったプログラム機材です。