ICソケットはICの保護に役立つパーツ

現代の電子機器は小型化が進むと同時に複雑な電子回路構成により色々な機能が実装された製品が多くなっています。例えば、普段利用しているスマートフォンなどはその代表的な電子機器の一つになりますが、プリント基板には多くの電子部品が実装されているけれど大半の電子部品は米粒よりも小さいチップ部品もしくは表面実装部品と呼ばれるパーツ類です。部品そのものが極小サイズになるので修理は不可能で大半がプリント基板ごと交換するスタイルです。このようなプリント基板にはICソケットなるものが使用されることはないのですが、ICの一種にROMと呼ぶメモリーがありROMはICソケットに挿入されていることもあります。

基板に実装した状態でメモリ情報を書き換えができるものはICソケットはいらないけれども、いったん取り外して内容の書き換えや内部情報を読み込むときなどソケットに挿入されていないと作業工数が増えますし、何度も半田を取り除いたり半田付けを繰り返しているとROMに対して熱破壊とアートワークの剥離といった問題が起きることになります。ICソケットは、ICを直接半田付けすることなく電子回路内に部品を配置できるメリットがあるアクセサリーパーツですがICの保護やプリント基板のアートワークの剥離といったリスクをゼロに導いてくれる、このような役割があります。電子工作などでもICソケットを使うと便利なので機会があるときには使うことをおすすめします。

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